最近はオムツ替えに慣れてきたのでおしっこが布団にかかったり、手で受け止めたりなどと言うことはなくなってきたなと思っていた矢先におむつから漏れるくらい大量にされて手洗いしてました。
新しいことがすぐ起こりますね。
今日はブログのタイトルになっている「アジャイル」について説明です。
これは主にIT系企業で導入されている仕事の進め方のことを指します。
アジャイル開発と言われているこの進め方、とても簡単に言うと、「まずやってみよう」という手法です。
仕事をするという場合、
要件に対して計画を立てて、
ミスのないように注意を払いながら仕事を進めるのが主流ですよね。
人員の管理もしやすいため、どの業種でも用いられている手法かと思うのですが、計画段階のミスを修正するのにとてつもないコストがかかるデメリットがあります。
これがプログラム、システム開発の世界には少々無理がありました。
ソフト、アプリという完成しないと目に見えない物を語るのに、一から作ろうとすると、どうしても想像に頼らざるおえません。
実際に納品したら「違う」「思っていたものじゃない」となるケースがとても多いのです。
なのでまず一部作っては確認をしてもらい、一部作っては確認を繰り返すことでイメージをすり合わせながら進めるのがIT系の企業では近年主流となってきました。
この手法、今までは管理されるだけだった人員が自ら主体的に動かなければならなかったり、要員や費用の計算がしにくい(途中で要件が変わるため)などのデメリットがあるのですが、それを除けば非常にスムーズに物事を進めることができる手法でもあります。
ちょうど仕事でこの手法を使っている時に子供が生まれました。生まれる前から子育てについて私なりに考えました。
大変、大変とは聞くけれど具体的に何が大変なのか、回避策はあるのか。
まずは発生しうる作業の洗い出しです。
- 3時間おきに24時間体勢で世話の必要がある
- 肌着、洋服、おむつ、ミルク等の消耗品を定期的に買いながら使用する
- 定期検診、予防接種の必要がある(定常作業)
- 病気など突発的な事象が発生することもある
- 産後ケア等サポートを使用することもできる
- 主な対応者は妻と私の2名、妻の実家は近いので厳しい場合は頼ることも可能
- 成長に伴い教育等の資金が必要
- 知らないことが多いので後々判明することもある(要件未確定)
極端な話、従来の仕事の仕方でいくと、例えば子供が成人する18歳まので計画を今立てるのと同じことです。この時点で習い事はピアノをさせたいから教室の候補を探そうなんてとてもじゃないけどできませんよね。
まずは1ヶ月検診を目標に私たちがしなければならないことを洗い出すことにしました。そうすることで細かいことも見えてくるのです。
検診までにやらなければならないこと自体はそこまで多くありません。基本的な考えとして、赤ちゃんを死なせないようにすれば及第点だと思いました。
私たち夫婦がしなければならないことと、その条件について書き出すとこんな感じです。
24時間体勢
- 夫婦二人が対応可能なら交代で寝ることでなんとかなる
- 私が仕事の場合は妻の睡眠が削られるので調整、サポートが必要
- コロナも鑑みてなるべく自宅にサポートにきてもらうのは避けたい
- 施設型(病院へいく)産後ケアなら衛生管理はしっかりしていそう
授乳
- 母乳の方が、ミルクよりも消化が良い
- 消化が良いので母乳は量を気にせず欲しがるだけ上げて良い
- ミルクは最大80mlで通常は60ml
- 用意したものの他、試供品でもらっているやつもあるのでつけやすさや値段で何にするか決めたい
- 基本授乳前に替える
- 交換中にする場合もあるので注意が必要
- 基本的に1日1回お風呂に入れる
- 1ヶ月までは大人と同じ風呂に入れてはいけないのでベビーバスを購入済み
いかがでしょう?一つ前の全体を見た書き出し方よりも、目の前のことにフォーカスすることで細かく作業内容を洗い出すことができますよね。
で、ここから普通は役割の分担をしていくと思うのですが、それはしません。この辺りがスクラム開発の特徴だと思います。
もう少し正確にいうと、担当者はいるけど必ずしも対応者と一致する訳ではないということです。
例えば毎日20時のミルクは私がやると決めたとしましょう。もし私の仕事が遅くなってできなかったら?
交代ですよね。
この交代という感覚がよくないんです。授乳を担当しているという責任感は大事ですが、そこに主体性がありません。
私がやらなくても良かったのに。と思わせてしまうのです。
それよりはそろそろ20時になるから私がやる。という感覚が大事。あくまでも個人ではなくてチームとして目の前の仕事に向かっているというイメージ、主体性がないとまずダメです。
「自分の子供を育てるのにイクメンとか気持ち悪い」と言って話題になっていましたがまさにそれ。
この授乳、実はやらないという選択肢も私たちにはあります。単なるタスクと見れば当然のこと。でもそれって妊娠前に除外されているべき話ですよね。
ですので二人にはしっかりとした主体性があることを前提とした行動が期待できるとしました。
アジャイルの原則、理念は次のように定義されています。
これに合わせると育児は
- これが正解と言われている手法よりも夫婦で協力しながら正解を見つける
- インスタなどSNSに上げてばかりでなく子供をしっかり見ること
- 計画に従うことよりも変化への対応を
と表すことができます。契約はないので除きました、最後の項目はそのままで使用できる一番重要なことだと思います。
こうした行動や準備ができていると、黄疸が出ているため再検査が合計で3回必要だったり、ベビーバスが思いの外使いにくくバスマットに買い直したりする予定外の事象にもすぐ対応できました。
あまり日本と世界を比較するのって好きではないけど、今の日本は歴史的価値観に若い人でもかなり囚われているし、私含めまだまだ視野も狭いと思います。
こういったノウハウをまとめておいて、今後の参考にしていければ良いなと考えながらこのブログを書いているのでコメントとか頂けると嬉しいです!
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